エッセイ・NO.22「令和7年 年賀状」 2025.1.1  

       
    池に浮かぶ桜      雨あがりの雲ヶ岳      柿の葉の紅葉       冬の朝の藁こづみ

 謹 賀 新 年 2025(令和7)年 元旦

以前、シルバー川柳で「百歳で 10年日記 買う元気」というのがありました。私も
日記を書いていますが、ちょうど5年目で書き終えたので、新しいのを一冊買い求め
ました。
 
さまになりませんがパロディ句をひとつ。「七十五 5年日記を 更新す」・・・。

 ちなみに運転免許証も教習所で認知症と運転の試験を受けて楽々(?)パスし、
警察署での0.7の視力検査はやっとのことで(白内障と乱視持ち)クリアーして、切替
を無事終了できました。

これで、新年早々から新しい気持ちで生活できる気分になっています。(オッと、1/6
の「人間ドック」が控えているか⁉・・・)

100歳の人から見れば、75歳なんてまだ若いといわれそうですが、後期高齢者の
仲間入りをしました。男性の平均寿命まであと6・7年。女房から「後に残った者の
迷惑になるから、沢山集めたもの(本や趣味の物品)を自分で片づけて・・」と耳に
タコができるくらいいわれます。

しかし、いま身の回りのものを「断捨離」すると、あと5年くらいはそれらに囲まれて
気分よく暮らそうと思っているのに、沢山いた親しい友達がいなくなるようで、寂しく
なり気分まで落ち込んでしまいそうです。

仏教徒として「諸行無常」という教えが頭をヨギリますが、家中の者からソッポを向
かれそうな勝手な理屈をつけて、願わくはこのままの状態で、気分よくまた5年日記
を全部書き終えたい・・・と切に思う去年今年です。

  皆様にとりまして幸多き年でありますように。    御堂順暁

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